全国湧き水マップ
全国の湧き水情報を一つの地図にまとめてみました!こちらの情報は環境省の代表的な湧き水を基に地図上に緯度経度を洗い出し、表示をしています。








































































# | 名前 | 住所 | 概要 | 湧水保全活動 | アクセス |
---|---|---|---|---|---|
1 | エグ水 | 福岡県久留米市田主丸町森部 | かつて藩主が山へ狩りに出た際、岩清水を飲んだらおいしかったので、藩主はその水を城まで樋を設けて導水すると言い出した。農民たちは、賦役・水不足を恐れ、「あの水はエグい」と言い触らしたことに由来すると言われている。 | ◎ | |
2 | 朝妻の清 | 福岡県久留米市朝妻町6-36 | 断層崖から湧き出す清水で、高良大社の神事である「へこかき祭」の際に禊も行われる。古代から湧出していたものと考えられ、味水御井神社が祭られる。 | ◎ | |
3 | 磐井の清水 | 福岡県久留米市山川町 | 岩井川の起点付近に位置し、湧水量は以前に比べると減っているが、今でも湧き出している。筑紫君磐井の乱最後の決戦地とも伝わる。以前は湧水を利用して野菜を洗ったり、洗濯する光景も見られた。 | ◎ | |
4 | 徳間の清水 | 福岡県久留米市高良内町 | 朝妻の清水・磐井の清水と並び、高良三泉の一つ。5年ほど前の土砂崩落の流入により、今は立ち入り制限がなされ、湧水量も激減。 | 〇 | |
5 | 勝水 | 福岡県久留米市御井町 | 高良大社の奥宮に見られる湧水で、この水を飲むと勝負に勝つと言われる。隆慶上人が天竺の無熱池の清涼な水を迎えいれたとの伝説あり。 | ◎ | |
6 | 畑の冷泉 | 福岡県豊前市大字畑 | 冷泉は、かつて求菩提の山伏や神官が禊ぎをする聖なる水とされていた。明治30年代に畑村出身の神官島田政平が禊場を露天の浴場に改造し、一般に開放したのが畑の冷泉のはじまりである。樹齢約830年の楠の大木の根本から湧出する冷水は14度~15度。根本から湧き出る清水は一日1,000トンといわれ、連日多くの水汲み客で賑わう。 | 湧水保全を目的とした住民による湧水周辺の清掃 | ◎ |
7 | 乳の観音 | 福岡県豊前市大字挾間1406 | 千手観音像(国指定重要文化財)のお堂付近にある岩洞窟の岸壁からほとばしる湧水。昔、母乳の出が悪い母親がここの湧水でお粥を炊いて食べたところ、よく出るようになったという伝説から、別名「乳の観音」とも呼ばれています。 | 湧水保全を目的とした住民による湧水周辺の清掃 | ○ |
8 | 求菩提山の湧水 | 福岡県豊前市大字求菩提 | 求菩提山は、平安時代の最盛期には数百もの坊(山伏の家)があった修験道の山。求菩提山にはいくつもの湧水がみられるが、中でも「水神様」の清冽な湧水を求めてやって来る方々が後を絶ちません。 | 不明 | ○ |
9 | 清水湧水 | 福岡県うきは市浮羽町山北1941 | 臨済宗清水寺の境内にこんこんと湧き出る清水湧水は、昔から飲料水や生活用水、農業用水として利用され、地域住民の生活を支えてきた貴重な命の水。昭和60年には環境庁の「日本名水100選」にも選ばれた。湧水量は1日あたり1000立方メートルで、水量は1年中安定している。水温17℃、無色透明、無味無臭でPH7・8度のきわめて良質の湧水である。 | 湧水保全及び環境保全を目的とした保存会による月1回程度の清掃活動の実施 | ◎ |
10 | やまんどん湧水 | 福岡県うきは市浮羽町山北 | ぶどう、ブルーベリー、梨、柿、いちごと、四季折々のフルーツ狩りが楽しめる観光農園うきは果樹の村「やまんどん」では、地下90mから毎分40リットルの地下水で果物を栽培している。 | 所有者による日常の維持管理と水質検査の実施 | ◯ |
11 | 油比の殿川 | 福岡県糸島市油比 | 絶えず湧水が見られ、近年まで地元の生活用水として利用されていました。現在は切石を組んだ井戸枠が復元され、東屋が立てられています。 | 不明 | ◎ |
12 | 泊産安の井戸 | 福岡県糸島市泊 | 妊婦が出産に際し、この水を飲むと安産になるとの言い伝えがあり、かつては湧水量も多く、遠近から汲みに来る人があとを絶たなかった。 | 不明 | ◎ |
13 | 黄金川 | 福岡県朝倉市屋永 | 「全国で唯一のスイゼンジノリ自生地」と呼ばれており、絶滅危惧種に指定されている生き物が多数生息している。 | 湧水保全、環境保全を目的とした湧水周辺の草刈り、清掃等を定期的に行っている。 | ○ |
14 | 独鈷水 | 福岡県糟屋郡篠栗町大字若杉 | 弘法大師が杖でたたいた岩から吹き出したと言われる「独鈷水」が湧き出ています。 | ◎ | |
15 | 岩屋湧水 | 福岡県朝倉郡東峰村大字宝珠山 | 岩屋湧水は、JR日田彦山線の釈迦岳トンネルから湧き出しており1日の湧水量は15,000トンで地域住民や森林保全団体による環境整備が行なわれ、地域からも親しまれている場所である。また、福岡県で唯一「平成の名水百選」にも選定され、遠方からも多くの方が湧水を求めて訪れている。 | 年1回の水量・水質の調査の実施清掃の実施 | ◎ |
16 | 泌泉 | 福岡県田川郡糸田町1975-1 | 豊日別命や神功皇后にまつわる伝説も残っている泉。関の山一帯に降った雨が、地下の石灰岩水脈をくぐりぬけて湧出しており、古くから生活水や灌漑用水としても利用されてきた。 | 金村神社や行政が、周辺環境保全のために、湧水周辺(公園も含む)の清掃や草刈等を定期的に行っている。 | ◎ |
17 | 牛切峠の今昔水 | 福岡県京都郡みやこ町犀川木井馬場 | 峠の清水として古くから地元住民に親しまれている。また県道沿いに位置し飲用目的の水をくむ人々が多数訪れる。 | 清掃等 | ◎ |
18 | 女鹿清水庵 | 福岡県築上郡築上町大字小山田 | 炭焼主人が親子の鹿を湧水で介抱し助けたところ、その鹿は観音様の化身であった。その湧水地に祠を建て女鹿清水観音としてまつり、今日まで信仰されている。この湧水を飲むとお乳の出が良くなるといわれている。 | 上・下小山田地区が中心となり、清掃活動を実施。 | ◎ |
湧き水は、古くから地元の人々の生活用水や農業用水として大切に使われてきており、中小河川の水源となっているものもあります。また、都会にある湧き水は人々にとってうるおいとやすらぎの場を提供しています。近年、湧き水は、水量の減少、水質の悪化が指摘されたり、湧き水周辺の土地改変等によって、枯渇・消失している例もあります。なので、湧き水を組むときは感謝を忘れずにまわりに迷惑をかけないようにしましょう。