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全国陶磁器産地マップ

日本の陶磁器産地を一目で把握できるリストを作成しました!この一覧は、全国各地の伝統ある焼き物産地を都道府県順に整理しています。情報源としては、日本の陶磁器産地一覧を参照しております。このリストを通して、日本の豊かな陶磁器文化の多様性とその地域ごとの特色をご紹介できればと思います。

#都道府県陶磁器名称場所説明
1三重県四日市萬古焼三重県四日市市萬古焼(ばんこやき、万古焼)は、陶磁器・焼き物の一つで、葉長石(ペタライト)を使用して耐熱性に優れた特徴を持つ。陶器と磁器の間の性質を持つ半磁器(炻器)に分類される。三重県四日市市を中心に、土鍋などが生産されている。市内の橋北地区と海蔵地区で盛んに造られ、四日市市指定無形文化財となっている。また、萬古焼は1959年頃、主原料の粘土にペタライトを混ぜることで熱膨張しにくい土鍋を開発してシェアを伸ばし、1970年代には国産土鍋の大半を占めるようになった。1979年には経済産業大臣によって伝統的工芸品に指定されました。
2三重県伊賀焼三重県伊賀市伊賀焼は、三重県伊賀市にて焼かれている陶器。伊賀焼に使われる古琵琶湖地層の土は細かな気孔が多く、熱を蓄えることに優れている。中世に生産された蹲(うずくまる)でも知られる。伊賀焼の郷・伊賀市には、2021年時点に約50軒の窯元があり、伊賀市の槙山に近い五位ノ木窯跡などで中世の時代には豊富な陶土と薪の燃料を利用し、信楽焼に似た擂鉢や甕、壺などが焼かれた。
3三重県阿漕焼三重県津市阿漕焼は三重県津市で焼かれる陶器で、名の由来は地名の阿漕浦に因み、萬古焼の流れを汲んでおり、200年余りの歴史がある。三重県指定伝統工芸品として知られている。特徴としては、器自体は萬古焼の流れを汲みながら、九谷焼のような絵付けを施すことが挙げられ、朱や緑、黄色、紫、紺青などの色彩を巧みに用いる点が特徴的である。
4三重県御浜焼三重県南牟婁郡御浜町御浜焼は、三重県の南部にあった焼き物です。紀伊半島の南半分は険しい山々がそびえており、陶土に恵まれていないことから、御浜焼は現在は生産されていません。