昭和の風情漂うウコンザクラ咲く岩山駅

木造駅舎巡りの旅：岩山駅の魅力

木造駅舎巡りに出かけるのは多くの鉄道ファンにとって、時代を超えて残るノスタルジーを味わう貴重な体験です。今回は、岡山県新見市にあるJR姫新線の岩山駅を訪ねてきました。

アクセスと雰囲気

岩山駅へのアクセスは比較的しやすく、新見市の中心部からもそれほど遠くありません。車で訪れても、駐車場が用意されているため安心です。

駅に到着すると、まず目に飛び込んでくるのは線路の先まで続く、美しい田舎の風景です。周囲にはのどかな雰囲気が広がり、日常の喧騒を忘れさせてくれる環境です。

魅力的なウコンザクラ

駅の一番の見どころは、何といっても春に咲くウコンザクラです。ホーム跡に咲くこの珍しい桜は、4月下旬に見頃を迎え、訪れた人々を和ませます。この桜が咲き誇る姿は、まさにここでしか見られない特別な光景です。

歴史を感じる木造駅舎

岩山駅は昭和4年に建設された国鉄時代の懐かしい木造駅舎が残っています。かつては2面2線の相対式ホームがありましたが、現在は片側の線路が撤去され、使われなくなったホーム跡を見ることができます。これらの遺構は、訪れる人々に駅の過去を感じさせ、まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのような感覚を与えてくれます。

活用のポイント

岩山駅は、新見市のフィルムコミッションにも登録されており、その風情ある風景は撮影場所としても人気です。映画やドラマのロケ地としても使われることが多く、訪れるだけでなく、作品の一部に立ち会ってみるのも興味深い体験でしょう。

今回の訪問で、ひとときの間、普段の暮らしから離れて、自然と歴史に触れる贅沢な時間を満喫できました。木造駅舎ファンのみならず、のどかな駅を訪れて心落ち着けたい方に、ぜひともおすすめしたいスポットです。