山口県岩国市小瀬 弥栄ダム
(2026/08/11 更新)
大竹美和線(116号)を走っていると、景色に溶け込むように大きなダムが見えてきます。弥栄ダムです。広島県大竹市と山口県岩国市の境に位置し、左岸は広島県、右岸は山口県にまたがっています。堤高120m、長さ540mの規模を持つダムで、近くで見るとその大きさがよりはっきりと伝わってきます。
人工の構造物でありながら、周囲には山や水の広がりがあり、弥栄湖一帯は静かな時間が流れているように感じられます。幹線道路から少し入った場所にあるため、交通量も落ち着いていて、車を降りると周囲の空気が変わるような印象があります。
訪れた人の感想でも触れられているように、駐車場は幅広く区分けされており、停めやすい印象があります。トイレや休憩所も設けられていて、立ち寄って景色を眺めたり、少し休んだりしやすい環境です。
弥栄ダムの周辺は自然が豊かで、春には桜を楽しんだという記録もあります。昼間の景色はもちろん、夜に電柱の明かりに照らされた桜が見られたという声もあり、時間帯によって違った表情を見せる場所のようです。
管理所のそばには資料館があります。駐車場横から階段を上がり、管理所で許可を受けて入館する形です。館内では、弥栄ダムのパノラマ模型や、小瀬川の魚がいる水槽、弥栄ダムの歴史などを見ることができ、子どもから大人まで立ち寄りやすい内容になっています。
また、ダムカードの配布があるという情報もあり、管理所周辺を少し歩いてアクセスする流れになります。展示場の右手へ進み、インターフォンを鳴らして受け取る形で、場所を知っていると動きやすいようです。
弥栄ダムは途中まで下りて見学できるようになっているため、構造物のスケールを近くで感じられます。ダム越しには飯谷2号橋(赤い橋)を望めるという声もあり、水面や橋、周囲の山並みが重なって見える景色が印象に残ります。
ダムを渡った先には、弥栄ダムを一望できる展望台もあります。少し階段を上る必要があるようですが、上から見るとダムの全体像がつかみやすく、歩いてきた道のりも含めて風景を確かめるような時間になりそうです。
弥栄ダムによって生まれた弥栄湖は、人工湖として知られています。湖面を利用したスポーツ競技が行われてきたほか、弥栄湖スポーツフェスティバルも紹介されています。湖の中にある巨大な噴水や、弥栄大橋の存在もこの一帯の景観を形づくる要素です。
周辺には、弥栄峡、三倉岳、蛇喰岩、錦帯橋など、自然や歴史に関わる見どころが並びます。弥栄湖畔には桜並木やキャンプ場、遊歩道も整備されているとされ、車で立ち寄るだけでなく、少し時間をかけて周辺を歩く過ごし方にも向いています。
弥栄ダムは、広島県と山口県をまたぐ県境のダムでありながら、国道から比較的気軽に立ち寄れる場所でもあります。規模の大きさに目を引かれつつも、周囲の自然や静けさがその印象をやわらげているようでした。
大きなダムを見学するというより、湖と橋と山のあいだを歩きながら、地域の景色の一部として眺める場所、と言ったほうが近いかもしれません。弥栄湖の広がりや、管理所の資料館、展望台まで含めて、落ち着いて過ごせるスポットとして覚えておきたい場所です。