群馬県高崎市箕郷町東明屋 箕輪城跡
(2026/06/19 更新)
箕輪城跡は、群馬県高崎市にある戦国時代の平山城跡です。日本100名城の一つで、国指定史跡として整備されています。上野国の豪族・長野氏が築いた城として知られ、その後は武田氏、織田氏、北条氏、徳川氏といった有力勢力によって改修が重ねられました。
榛名山東南麓の丘陵地に築かれ、西を榛名白川、南を榛名沼に守られた立地は、まさに天然の要害です。戦国時代の関東を代表する城郭として、多くの歴史ファンが訪れています。
レビューでは、高崎駅西口2番バス乗り場から群馬バスの「箕郷営業所」方面、または「伊香保営業所」方面行きに乗り、「箕輪田町」バス停で下車するルートが紹介されていました。そこから徒歩15分ほどで登城口の大手尾根口に着き、さらに徒歩10分ほどで城跡に到着します。
また、100名城スタンプは城跡には置かれておらず、「箕輪田町」バス停近くの高崎市箕郷支所、または箕郷公民館に設置されています。
箕輪城跡の印象として特に強いのは、空堀と土塁による空間の分かれ方です。郭馬出から二の丸、本丸、御前曲輪へと進むだけでも、各曲輪が独立した空間としてしっかり成立しており、それぞれに違った雰囲気があります。
本丸は全面的に土塁で囲まれていて、独立性の高い空間になっています。さらに丸馬出、新曲輪、稲荷曲輪、蔵屋敷、三の丸なども見て回ると、曲輪の規模の大きさに驚かされます。単なる軍事拠点というより、有力戦国大名の本拠としての格を感じられる城跡です。
箕輪城跡は土造りの城という印象が強い一方で、三の丸、鍛冶曲輪、虎韜門周辺、御前曲輪西堀などでは野面積みの石垣も見ることができます。関東の戦国山城としては比較的珍しい見どころで、土の力強さと石垣の迫力の両方を楽しめます。
また、復元された郭馬出西虎口門や、本丸西虎口門、整備された堀底道なども見学しやすく、散策路には説明板も配置されています。広い城域を歩きながら、戦国城郭の姿をじっくり体感できるのが魅力です。
城域は広く、足元が悪い場所もあるため、歩きやすい靴での見学が安心です。レビューではスニーカーがすすめられていました。夏場は虫除けや飲み物があると安心で、周辺ではツキノワグマの注意喚起もあるため、事前確認や複数人での行動が勧められていました。
見学時は人が少なく、落ち着いて歩けたという声もありました。主要部だけでも楽しめますが、各曲輪を丁寧に見て回ると、かなり見応えのある史跡です。
箕輪城跡は、長野氏の本拠として発展し、戦国大名たちの改修を経て今に残る大規模な山城跡です。広大な曲輪、深い空堀、土塁、そして一部に残る石垣が組み合わさり、関東屈指の戦国城郭らしい迫力があります。
歴史の流れを感じながら、ゆっくり城跡を歩きたい人に向いたスポットです。