岐阜県恵那市山岡町馬場山田996-12 花白温泉駅
(2026/10/18 更新)
明知鉄道の花白温泉駅は、一面一線の小さな無人駅です。駅の前に目を向けると、すぐそこに入浴施設「花白温泉」があり、この駅の印象を大きく決めています。駅そのものは大きくありませんが、待合室や駐輪場、トイレがあり、日常の利用を支える最低限の設備が整っています。
山林に囲まれた落ち着いた環境で、線路と駅前の施設が近く、いわゆる“駅前”の距離感がとても短い場所です。列車の発着を待つ時間も、周囲の静けさの中では長く感じられず、ローカル線らしいゆるやかな時間が流れていました。
この駅の一番の存在感は、やはり目の前の花白温泉です。入浴だけでなく食事もできる施設で、駅を降りてそのまま立ち寄れる近さが特徴です。口コミでは、立地のわかりやすさとあわせて、山あいの雰囲気や駅前らしさに触れる声が目立ちました。
施設は小さめで、露天風呂はなく、屋内の浴場が中心のようです。ラジウム泉で、加水・加温・循環装置・塩素消毒薬を用いているという情報もありました。湯ざわりについては、つるつるというよりはさっぱりとした印象で、肌に強く残るというよりは、落ち着いて入れるタイプの温泉として受け止められているようです。
口コミでは、混雑時を避けた方がよさそうだという声もありました。可能であれば人の少ない時間帯を選びたい、という受け止め方が見られます。施設の規模に対して利用者が重なると、落ち着いて過ごしにくい場面があるのかもしれません。
一方で、スタッフの対応は良いという感想があり、お湯の清潔さを評価する声もありました。排水については気になる点があったという記録もありますが、全体としては駅前で温泉に入れるという利便性が印象に残る場所です。お風呂に行くまでに数段の段差があるため、車いすでの利用は難しいという声もありました。
花白温泉駅では、時刻表を見て少し待つだけで列車がやってくることもあるようです。夕刻の街に車両が入線してくる様子を見ながら待つ時間は、短いながらもローカル線らしい体験として記憶に残ります。特別な設備や大きな駅舎があるわけではありませんが、列車を待つ、温泉に入る、食事をするという流れが自然につながっています。
駅と温泉がほぼ一体のように近く、無人駅でありながら人の気配が完全に途切れないところも、この場所の個性です。静かな山あいの駅前に、入浴施設と鉄道の時間が重なっている、そんな風景が花白温泉駅にはあります。
花白温泉駅は、明知鉄道の途中駅として見ると小さな存在ですが、駅前に温泉施設があることで、通過するだけでは終わらない停車場になっています。待合室やトイレがあり、列車を待つこともできますし、温泉に入ることもできます。旅の途中で少し立ち寄る場所として、あるいは地域の静かな駅前風景を見る場所として、印象に残る駅です。