静岡県静岡市葵区井川 接岨峡
(2026/08/13 更新)
接岨峡温泉駅から接岨峡大吊橋へ歩き、渡り切った先を右へ進むと、八ッ橋小道ラブロマンスロードの1番目の橋である欅橋があります。今回の記録では、前回見落としていた欅橋を改めて渡ることができました。橋めぐりをしていると、どこを起点に歩くかで見える順番が変わり、同じ場所でも印象が少し違ってきます。
欅橋は、欅橋側から回れば1番目の橋になります。一方で、犬返り橋側から回れば8番目の橋として数えられます。八ッ橋小道ラブロマンスロードは、歩く向きによって橋の順序が入れ替わるため、順番を追いながら歩く楽しみがあります。どちらから回るかは、その日の歩き方次第です。
今回のように、接岨峡大吊橋を渡った先から欅橋へ向かうと、橋の並びを最初からたどる形になります。前回は接岨峡温泉会館の方から八橋巡りを進め、8番目の橋を接岨峡大吊橋と勘違いしていたため、欅橋を渡れていませんでした。そのため、今回は「リベンジ」のような気持ちで歩いた記録になっています。
橋の数を追いながら歩くと、ただ景色を見るだけでなく、ひとつずつ確かめていく行程になります。橋そのものの規模や造りを細かく語る情報はありませんが、順番を知っていると、同じ道でも歩き方が整理しやすくなります。橋を渡って戻るというより、橋を一つずつ拾っていく散策に近い印象です。
接岨峡周辺では、宮沢橋と接岨峡大吊橋の写真を川根温泉まちづくり観光協会へ持っていき、「吊り橋カードがほしい」と伝えると、ゆるキャン△吊り橋カードと交換できるとの案内があります。橋めぐりとあわせて、撮影した写真を集める楽しみも加わっています。
案内に挙がっている橋には、①宮沢橋、②接岨峡大吊橋、③アプトいちしろ駅の駅から撮影できる市代橋、④長島ダム駅の飛沫橋、⑤川猫山駅から歩いて約500メートル東にある小山橋、⑥両国駅近くの両国吊橋があります。写真は、井川から千頭に戻る際に撮影したものが対象で、5日以内に撮影された写真に限るとされています。小山橋は川猫山駅下車後に歩いて撮影する必要があると案内されています。
入力では、イチオシとして奥大井湖上駅を俯瞰することが挙げられていました。橋を渡る体験だけでなく、少し高い場所から鉄道や湖上駅の景色を見下ろす視点も、この地域の歩き方の一部になっているようです。
接岨峡温泉駅周辺は、橋めぐり、鉄道の風景、温泉宿の滞在がつながっている地域です。たとえば「たぶの家」は、接岨峡温泉駅から徒歩圏にある宿として案内されており、温泉とジビエ、山の恵みを打ち出しています。また、接岨峡温泉駅近くには「民宿なかむら」の案内もあり、宿ごとに食事や滞在の組み立て方に違いが見られます。
接岨峡の橋めぐりは、単に名所を並べて回るというより、歩いた順番そのものが記録になる散策です。欅橋を1番目として回るか、犬返り橋側から8番目として受け止めるかで、同じ橋の位置づけが変わります。こうした数え方の違いも含めて、歩く人それぞれの記憶が残りやすい場所だと感じられます。
吊り橋カードの交換や、駅から橋へ歩いていく行程、そして奥大井湖上駅を俯瞰する視点まで含めると、接岨峡周辺には「渡る」「撮る」「見る」が重なっています。観光地としてだけでなく、歩いた経路をたどり直すことで、少しずつ全体像が見えてくる地域です。