旅旅

両国の名勝「旧安田庭園」へ。無料で楽しめる潮入りの日本庭園散策

東京都墨田区横網1丁目12 墨田区立旧安田庭園

(2026/06/20 更新)

両国駅近くで出会う静かな日本庭園

両国駅の近くにある旧安田庭園は、都会の中でほっと一息つける庭園です。旧財閥が所有していた回遊式庭園で、現在は墨田区立の庭園として無料公開されています。東京都の名勝にも指定されており、散策の目的地としても、両国観光の寄り道先としても魅力があります。

池と緑がつくる、落ち着いた景色

園内の印象は、まず大きな池とそれを囲む木々の豊かな緑です。清涼感があり、安心感のある雰囲気が広がっています。池、橋、木立がつくる景色はどこを切り取っても絵になり、ゆっくり眺めているだけでも心が落ち着きます。

ベンチや休憩所もあるので、歩き疲れたらのんびり休めるのも嬉しいところです。池の前のベンチでしばらく佇みたくなる、そんな庭園でした。

潮入り池泉廻遊式庭園ならではの見どころ

旧安田庭園は、隅田川の水を引き入れ、潮の干満によって水位が変化する景観を楽しむ「潮入り池泉廻遊式庭園」です。現在は人工的に潮入りを再現しているようですが、その造りはとても粋に感じられます。

池の形は中央に「心」の字が配されているとされ、細部まで見て歩きたくなる庭園です。池の中に飛び石があり、15時から16時ごろは干潮になって歩けるようです。季節や時間によって見え方が変わるのも、この庭園の面白さです。

静けさの中に感じる歴史

この庭園は、関東大震災の影響で大きな被害を受けたあと、石組みを基に復元されました。さらに東京都から区に移管された際に大規模な改修が行われ、現在の形になったそうです。長い時間を経て受け継がれてきた景観だからこそ、落ち着いた空気の中にも深みがあります。

冬に訪れた方は、池に氷が張っていたという印象もあり、季節ごとの表情の違いも楽しめます。

訪れるときのポイント

園内は平日でも混雑することがあるようで、外国人観光客の姿も多く見られます。北・東・西の3つの門があり、JR両国駅西口からは比較的近いですが、反対側に出ると少し分かりにくいので注意が必要です。開園時間と閉園時間が決まっており、休園日もあるため、出かける前に確認しておくと安心です。

両国で立ち寄りたい癒やしの場所

相撲の町・両国にはにぎわいの印象がありますが、その近くにこれほど静かな場所があると、散策の楽しみがいっそう広がります。観光の合間に、池の水面と緑を眺めながらひと休みしたい方におすすめのスポットです。