山梨県北杜市小淵沢町 信玄棒道
(2026/02/15 更新)
武田信玄が北信濃を攻略するために整備したとされる「信玄棒道」。この道は、戦国時代には軍事的な目的で、江戸時代には物流の道として利用されてきました。現代においては、自然散策路として親しまれ、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選定されています。この道を散策することで、歴史の息吹を感じることができるのです。
棒道の沿道には「西国三十三所」「坂東三十三所」を模して江戸時代に安置された36体ほどの石仏(観音様)が立ち並んでいます。各々の仏像は古道の雰囲気を醸し出し、散策者の目を楽しませてくれます。仏像を見つけながら歩けば、旅路にさらなる味わいが加わります。
観光の拠点としておすすめなのが、甲斐小泉にある「三分一湧水館」です。駐車場も広く、たくさんの車を収容できるため、レンタカーを利用する人にも便利です。また、この場所は湧水館として地元のそばや野菜を販売しており、立ち寄りスポットとしても最適です。
ウォーキングルートは、三分一湧水館を出発点にし、林の中を通り抜ける棒道へと続きます。この道沿いでは、乗馬体験中の人や馬と遭遇する機会もあります。道中には「火の見櫓跡」もあり、歴史的な背景を感じることができます。道の駅「こぶちさわ」では休憩し、地元のそばを味わうこともできます。
季節ごとに異なる魅力を持つ棒道は、紅葉の時期には絢爛とした景色が広がります。また、新緑のシーズンには新たな生命が芽吹く様子を間近で感じられ、季節ごとに異なる表情を楽しむことができます。
散策者は、かつての武将たちが通った道を歩きながら、歴史の重さと自然の豊かさに触れることができます。信玄棒道の散策は、一度訪れるだけで心に深く刻まれる体験となることでしょう。