北海道千歳市美々 美々駅
(2025/11/30 更新)
北海道の空の玄関口、新千歳空港。そのすぐ近くにかつて存存在した「美々駅」は、鉄道ファンにとっては一度は訪れたいと思わせる場所でした。現在は信号場として利用されているこの地について、その背景や現状を詳しく紹介します。
美々駅は1926年に開業し、2017年に旅客扱いを終了しました。利用者が非常に少なく、利用人数は1日平均0~1人でした。2017年3月のダイヤ改正によって正式に廃止され、その後は「美々信号場」として残されています。
美々駅は、知名度の低さにも関わらず、一部鉄道ファンにとって秘境駅巡りの一環として訪れたくなる象徴的な駅でした。苫小牧方面への通過駅で、観光地とは異なる静けさを持っていました。そのため、秘境駅巡りをする鉄道ファンにとっては人気のスポットでした。
駅周辺は美しい自然が広がり、秘境という言葉が似合う立地でした。しかし、周辺に住民や観光地が少ないということもあり、乗降者が少ないため廃止となりました。近くには新千歳空港がありながらも空港利用者には不便な立地でした。実際、新千歳空港からは直線距離で約3kmに位置していますが、滑走路を挟むため空港利用者には事実上不便な場所にもありました。
現在の美々信号場は、利用者が立ち入ることができず、列車が通過するのを見守る施設として利用されています。廃止後も管理用施設として残っており、以前の駅舎やホームは撤去されています。特に、普通列車が通過する景色を楽しむための場所としてファンを引きつけています。
秘境駅や廃駅を訪れる際は、近隣住民や自然環境への配慮が必要です。美々信号場の場合も、鉄道でのアクセスが途絶えているため、訪問は慎重に計画してください。立ち入り禁止の場所には絶対に侵入しないよう心掛けてください。
美々信号場は現在でもその特異な位置づけから、訪問してみたいと感じる方も多いでしょう。しかし、廃止からの数年は現状維持が目立ちます。本記事が皆様の「行ってみたい」という気持ちに触れることができたなら幸いです。実際に行かなくとも、その存在を想像しつつ日本の鉄道史の一片に思いを馳せていただければと思います。