三重県松阪市飯南町粥見 立梅井堰
(2026/08/10 更新)
三重県多気郡大台町にある立梅井堰(たちばいいせき)は、国道側からは見えにくく、対岸のエバーグレイズや茶倉橋の周辺から眺めるのが分かりやすい場所です。レビューでも、茶倉橋や展望台から全体を見渡す形で訪れている様子が複数見られました。
立梅井堰は、宮川水系宮川にある灌漑用水・発電を目的とした施設で、重力式コンクリートダム、高さ39メートル、堤頂長160メートルとされています。現在の井堰は1921年に4代目として設置され、2014年には立梅井堰を含む立梅用水が、国内初となる「登録記念物」および「かんがい施設遺産」に登録されました。
訪問記では、水の色がとてもきれいで、吸い込まれそうだと表現されていました。堰そのものは、道の駅茶倉駅の展望台からは見えにくいものの、赤い橋まで降りるとよく見えるようです。展望エリアから先に進み、階段を下って茶倉橋へ出ると、立梅井堰を俯瞰することができます。
また、近くまで行くと魚道なども見られるという記録もありました。ただし、吊り橋のような位置関係になるため、かなり間近で全景を捉えるというよりは、少し離れて眺める場所として受け止めた方がよさそうです。
車やバイクで向かう場合は、道の駅茶倉駅を目標にすると分かりやすいという声がありました。道の駅の駐車場から赤い橋までは徒歩で約5分ほどとされ、そこから立梅井堰が見えます。
一方で、道の駅の展望台からは水の音は聞こえても、堰は見えないという記録もありました。眺め方によって見えるものが変わるため、展望台、橋の上、対岸という順に視点を変えながら見る場所だといえます。
立梅井堰のダムカードは、元丈の館で配布されているようです。レビューでは、元丈の館で写真掲示のうえ取得できたとあり、掲示する写真は「堰であることがわかればよい」との案内があったようです。現地まで下りる必要がないという点は、訪れる際の負担を少し軽くしてくれます。
ダムカードを目的に訪れる場合も、まずは茶倉周辺を目指し、眺望とあわせて立ち寄る流れが自然です。
立梅井堰は、観光地として大きく打ち出されるというよりも、地域の用水や水の流れ、そして長い時間を経て残ってきた施設の姿をたどる場所として印象に残ります。茶倉橋の上から見下ろす景色や、下流側からの俯瞰、近くで確かめられる魚道など、見る位置によって受ける印象が変わるのも特徴です。
登録記念物やかんがい施設遺産という背景を持ちながら、今も対岸から静かに眺めることができる立梅井堰。茶倉の展望台や道の駅茶倉駅を起点に、宮川の水の流れとともにその姿を確かめたい場所です。