富山県富山市有峰 有峰ダム
(2026/07/16 更新)
富山県富山市有峰にある有峰ダムは、常願寺川水系和田川に築かれた重力式コンクリートダムです。堤高140m、堤頂長500mという規模を持ち、昭和35年に完成しました。発電用ダムとして整備され、現在も北陸電力の施設として位置づけられています。
周辺は標高約1,100mの高原盆地にあり、名峰・薬師岳のふもとに広がる有峰湖とともに知られています。湖面と山の景色が重なる場所ですが、山深い立地のため、訪れるには有峰林道を通る必要があります。
口コミでは、曇り空で薬師岳が見えなかったという声がある一方で、広い有峰湖に癒やされたという感想が見られました。ダム湖は大きく、湖面が周囲の山の気配を映すように広がります。展望台からは有峰ダムと湖を見渡すことができ、特に紅葉の時期はカエデ、ブナ、ミズナラ、カラマツの色づきが湖の景色と重なるようです。
また、有峰ダムはS字のように曲がった堤体が特徴的とされ、単なる通過点というより、構造そのものを眺める面白さがあります。全景を一度に見渡せる場所は限られているものの、ダムの上を走りながら両側の景色を楽しめる点が印象に残ります。
有峰ダムへ向かう有峰林道は有料で、冬期間は通行できません。入力された感想でも、道は所々崩れかけているように見える箇所がある一方、道幅は十分広いとされていました。岐阜県側から入る場合は狭い区間やブラインドコーナーが多く、車ではやや気を使う道のようです。
ダムの上の道路は交互通行で、信号機によって切り替わります。車線は1.5車線ほどの印象とされ、両側に信号があるため、通過には少し待ち時間が生じることもあります。富山側のトンネルは真っ暗だったという感想もあり、山中の道路らしい緊張感も残っています。
一方で、夏でも標高が高いため涼しく感じられたという声もあり、季節によって印象が変わる場所でもあります。お盆時期でも車やバイクがほとんどいなかったという記録もあり、静かな山上の道として受け止められているようです。
有峰ダムでは、毎年夏の有峰森林文化村開村の日「有峰で遊ぼう」に合わせて見学会が行われています。また、ダムカードは有峰ビジターセンターで配布されています。ビジターセンターは有峰の自然・歴史・文化の紹介を行う拠点として案内されており、遊歩道やキャンプ場の利用案内も担っています。
有峰湖展望台には駐車スペースがあり、ダムと湖を眺める拠点になっています。口コミでは、ダム堤防周辺には駐車スペースがなかったという声もあり、見学の際は展望台や指定された場所を利用する流れになりそうです。
有峰ダムは、黒部ダムほど広く知られてはいないものの、総貯水量は同程度とされる大きなダムです。整備の行き届いた観光地というより、山と発電のための施設としての性格が前面にある場所で、そこに独特の落ち着きがあります。
料金所での応対が親切だったという感想や、扉付きのトンネルが珍しかったという印象も寄せられていました。派手さはありませんが、山道、ダム、湖、そして季節の変化がまとまって残る場所として、記録に残しておきたい風景です。紅葉の時期にまた見てみたいという声が複数あったのも、うなずけるところです。