青森県西津軽郡深浦町大字驫木 驫木駅
(2025/04/22 更新)
40年前、宇都宮駅で乗車したキハ40-1006。この懐かしい列車との運命的な再会は、青森在住の私が現地の驫木駅を訪れた際に実現しました。青春18きっぷの特集本を読んで驫木駅を訪れ、そこで目にしたのは、まさにキハ40-1006が力強く駅を出発する姿でした。エンジン全開で走るその音とともに、時間が巻き戻るかのような感動を覚えました。
驫木駅は日本海に面した美しい風景を持つ無人駅です。かつてキハ40が走った五能線は、現在ディーゼル・エレクトリック方式のGV-E400が運行していますが、朱色が特徴のキハ40の姿は今でも心に残ります。木造の駅舎、夕日に照らされる海岸線は、旅情を誘います。特に驫木駅から見る夕焼けは、駅舎を背景にして多くの旅人がカメラを構えるほど美しいものです。
1934年12月に開業した驫木駅は、五能線の一部として多くの人々に愛されてきました。映画やテレビCMでも取り上げられ、”日本海が迫る小さくて素朴な駅舎”というキャッチコピーがその魅力を物語っています。駅舎内には「驫木駅 思い出ノート」があり、訪れた人々の思い出が綴られています。毎年、数回訪れる旅人のために設置された「夕焼け暦」と「夕日時計」も、時間の流れを感じさせます。
かつて秋田総合車両センターに所属していたキハ40は、現在、関東の私鉄で運行されています。思い出深いこの列車に再び乗車することができるのは嬉しいことです。また、驫木駅は訪れるのが多少難しいものの、到達した時の感動は格別です。
日本海を一望できる驫木駅は、まるで絵画の一部のようです。海を背景に佇むこの駅は、訪れる人に特別な時間を提供してくれます。訪問者は限られているものの、時折訪れる観光列車や地元の風情を楽しむ列車の旅は一度は体験すべきです。驫木駅で感じる孤独と美しさ、その両方が味わえる場所をぜひ訪れてみてください。