三重県尾鷲市曽根町 賀田駅
(2025/07/24 更新)
JR紀勢本線に位置する賀田駅は、海と山に囲まれた美しい景観が魅力の駅です。この駅は、特にその古き良き駅舎が目を引きます。昭和34年に建てられたブロック積みの駅舎は、歴史を感じさせる資産標が掲げられており、渋みのある木製ベンチが並ぶ待合所が旅情を誘います。この昭和の香りを感じられる駅舎は、「いつかまた訪れたい」と思わずにはいられない雰囲気です。
三方を山に、一方を海に囲まれた賀田駅は、爽やかな潮風と山の緑を楽しむことができます。駅は津波の被害を避けるためか、入江の奥高台に位置しており、国道311号線からは一歩離れたところにあることで、静けさが保たれています。ただし、近隣に採石場があるため、トラックの音が響くこともありますが、逆にその動きが駅に活気をもたらしているように感じます。
賀田駅は無人駅でありながら、広々とした駅待合室には重厚感あるベンチが設置されています。かつて、多くの旅人がこの駅を利用したのでしょう。紀勢本線の普通列車が走る際には、キハ25の車両が潮風を纏いながら走る様を目にすることができ、静かに過ぎ行く時間の中に思わず微笑みがこぼれるでしょう。
駅周辺は非常に静かで、駅近くにはトイレが閉鎖されているため、賀田駅前グラウンドの公衆トイレや賀田区観光公衆トイレを利用する必要があります。長年地元で親しまれてきた施設が見受けられ、賀田小学校や輪内中学校なども立地しています。この周辺は、地元の生活に触れられる機会でもあります。
賀田駅へのアクセスは、国道311号線を通る路線バスが便利です。バス停は、国道から少し離れたところに位置していますが、坂を少し上がったところにあるため、訪れる際にちょっとした冒険気分を味わうことができます。
賀田駅はその静寂さと歴史、そして海と山に囲まれた豊かな自然が融合した魅力的なスポットです。訪れた際には、ぜひその豊かさを五感で感じてください。