福島県岩瀬郡天栄村大字羽鳥 羽鳥ダム
(2026/03/24 更新)
福島県天栄村に位置する羽鳥ダムは、阿賀野川水系鶴沼川に建設された日本屈指のアースダムです。そのダムによって作られた湖が「羽鳥湖」で、周囲の自然とリゾート施設が訪れる人々を魅了します。羽鳥ダムはもともと灌漑用水を確保するためのもので、昭和25年に着工し昭和31年に完成しました。アースダムとして日本最大級の貯水容量を誇ります。
羽鳥湖周辺は年間を通して楽しめるリゾート地です。夏にはキャンプやゴルフ、冬にはスキー、秋には紅葉が美しく染まります。特に湖畔でのキャンプは、涼しい気候と心地よい風が訪れる観光客に人気です。湖面は冬に結氷し、一面の雪景色を見せることも。
羽鳥湖周辺はサイクリングやランニングにも最適です。一周約14kmの道は、適度なアップダウンがあり、交通量も少ないため、自転車での走行が非常に快適です。特に湖の近くでは風が爽やかで、走る楽しさを倍増させてくれます。ただし、冬季には右岸側が閉鎖されるので、春以降に訪れるのがベストです。
羽鳥ダムには一見普通に見えながらも特徴的な機能があります。阿賀野川水系から日本海ではなく、太平洋側の阿武隈川水系へ水を分流させ、農業用水として供給しています。この分水嶺を越える水路が、地形マニアやダムファンには特に注目されています。
近年、羽鳥湖の貯水量が減少しており、2023年の秋にはほぼ湖底が露出していました。しかし、翌2024年には多少持ち直し、ダムの重要性や持続可能な水資源管理の必要性が再認識されています。この変動は、当地を訪れる人々に自然の厳しさと人間の知恵の偉大さを同時に感じさせます。
訪問の記念として、地域のダムカードが「道の駅 羽鳥湖高原」で配布されています。特に、羽鳥ダム竣工65周年記念のカードには、公式キャラクター「水端れいちゃん」が描かれており、ダムファンやコレクターに人気です。
羽鳥湖へは、国道118号経由でアクセス可能です。須賀川市と下郷町の間に位置し、国道沿いに大きなダム湖があるので非常にわかりやすいでしょう。公共交通機関では会津鉄道・湯野上温泉駅が最寄りの駅となります。
羽鳥湖とその周辺地域は、自然の美しさと人による技術が融合した魅力的な場所です。ぜひ一度、訪れてみたいと思わせるスポットとして、多くの人々を引きつけています。