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魅力あふれる無人駅「植村駅」への旅

鹿児島県霧島市横川町中ノ 植村駅

(2025/10/31 更新)

植村駅の魅力とは?

もしも田舎の風情を感じられる無人駅を訪れる機会があれば、植村駅がおすすめです。この駅は、JR九州肥薩線の一部として鹿児島県霧島市に位置し、その控えめな佇まいが多くの訪問者の心を捉えます。

どんなところにあるの?

植村駅は、大隅横川駅と霧島温泉駅の間に位置し、鹿児島県道50号線沿いにあります。しかし、駅舎がないため見過ごしてしまう可能性があります。自動車で訪れる際は駐車スペースがないため、路肩駐車になってしまいますが、それもまたこの駅の魅力の一部です。

歴史と地元の尽力

1957年に開業した植村駅は、地元住民の強い要望と尽力によって作られました。当時の設立運動では、多くの参加者が駅の建設に関与し、地元の資材を用いて待合所を作り上げたという過去があります。これらの背景を知ることで、駅訪問が一層深い意味を持つことでしょう。

魅力的な駅のデザイン

植村駅は単面ホーム1面1線のシンプルな構造で、駅舎はなく、小さな待合所があるのみです。しかし、その待合所には訪れた人々の思い出が詰まった帳が置かれており、訪問者は思い思いの時間を過ごすことができます。

自然に囲まれた豊かな環境

駅周辺は自然が豊かで、訪れる季節ごとに美しい野花が咲き誇ります。待合所に腰を下ろし、川のせせらぎや野鳥のさえずりに耳を傾けると、心が穏やかになります。石積の路盤も見応えがあり、歴史と自然を同時に感じられるのも、この駅の特徴です。

どんな体験ができる?

植村駅での楽しみは、訪問者自身が駅周辺を歩いて探索することにあります。ちょっとした散策を楽しむうちに、地元住民の温かい手入れの跡が残る駅周辺を散策し、写真撮影のポイントも散在しています。

訪問をおすすめする理由

訪れれば、ただの駅以上のものを感じ取ることができるでしょう。それは、単なる訪問ではなく、小さな冒険や新たな気付きが得られる貴重な体験になるはずです。ぜひ次の旅の目的地に、植村駅を候補の一つに加えてみてください。